誰だって幸せな人生を送りたいと思っています。
では幸せになるためにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、幸せになるために知っておくべき5つのことを紹介します。
お金を求めすぎない
生きていく上で絶対に必要になるお金。
でも、いくら稼いだら幸せになれるのでしょうか?
年収1000万?それとも1億円?
アメリカのプリンストン大学の「年収と幸福度」の調査によると、年収があがるにつれて幸福度は上昇する傾向にあるものの、年収が7万5000ドル(800~1000万円)くらいからは幸福度がほとんど上昇しないという結果が得られています。
つまり、ある程度はお金を稼ぐことは必要でも、必要以上に稼ぐことは幸せには直結しないということになります。
お金稼ぎはほどほどでいい。
モノよりも経験を買う
「いい車」に乗ったとして幸福になるでしょうか?
もちろん一時的には幸福かもしれません。
でも自分より「いい車」に乗っている人もたくさんいます。
そうするとなんだか自分の車がしょぼく見えてしまいます。
モノによる幸福は一時的で、かつ「比較」の対象になってしまいます。自分よりいいものを持っている人が近くにいれば、幸福度はすぐに下がります。
一方、経験による幸福はあなただけの唯一無二のものです。富士山に登るにしても、あなたが見たこと、感じたことはあなただけのものです。楽しかったことでも、きつかったことでも、経験は長い期間幸福感を与えます。
経験を買うと幸福が長続きする
快適さを追求しすぎない
快適さを求めること自体は自然なことです。
ですがその欲求は際限がありません。
あなたが寝ている布団よりも、もっとふわふわなベッドを買ったとします。
最初は気持ちよくて幸せかもしれませんが、すぐに「慣れて」何も感じなくなるでしょう。忘れたころにもっとふわふわなベットがでるかもしれません。また買いますか?
ドイツの哲学者ヘーゲルがこんな言葉を残しています。
「快適さと呼ぶものには際限がない。さらなる快適さを求める願望は、そこから利益を得ようとする者たちによって作られる」
「快適さ」はすぐ慣れる。また「買わされる」。
目の前のことに集中する
スマートフォンはとても便利。
きっといつもあなたの手の中か、すぐ手の届く範囲に常にあるでしょう。
本を読んでいても、テレビを楽しんでいても、人と会話していても常にスマホが近くにあり、ちょっと隙間があればスマホをいじる。まさに「24時間注意力散漫状態」、常に「心ここにあらず」。
ブリティッシュコロンビア大学のエリザベス・ダン准教授らの共同研究「注意力の散漫が幸福度に与える影響」によると
メールのチェックを1日3回だけに制限したグループと、制限を設けなかったグループに分け、1週間後に幸福度を計測したところ、1日3回に制限したグループのほうが、ストレスが低く幸福度が高いという結果が得られたそうです。
つまり、注意力散漫になるスマホを遠ざけることは幸福度を高めることにつながるといえます。
「近くにスマホ」で便利より、「遠くにスマホ」で幸福を選ぶべき。
人とのつながりを大切にする
幸福度の高い人たちの共通点を探した研究によると、幸福度の高い人たちは「人とのつながり」が強いということがわかっています。
家族や友人との関係であっても、お店の定員さんとのちょっとしたやりとりでもOK。普段は内向的な人であっても、人との会話をすることで幸福度が高まることがわかっています。
ハーバード大学が75年にわたって幸福度について調べた研究では、「幸福度を高めてくれるのはいい人間関係」と結論づけています。学歴でも職業でも年収でもありません。
心理学者のアドラーは「人の悩みはすべて対人関係」と言い切っています。
言い方を変えれば、人の幸福には人とのつながりが必須なのです。
何よりも人とのつながり。ちょっとでもいいから会話する
まとめ
もし、お金やモノ、利便が幸せの条件なら、現代よりはるかに貧しく不便な昔の人はみなすべて不幸だったということになります。でも、決してそうではないでしょう。
幸せな人生を送るために必要なことは、お金でもモノでも快適さでもなく、今、自分のまわりにいる人達としっかりと繋がることです。
スマホばかりいじって、便利や快適を求めすぎるのはやめて、人と人との関わりを意識して幸せな人生を送ってください。
【参考書籍】
コメント