生きていれば、毎日どこかでストレスを感じます。
ですが、そのストレスに対して何の対処方法も知らなければ、それ自体にさらにストレスを感じ、ストレスを増やしてしまうかもしれません。
今回はおすすめのストレス対処方法と、どんなストレスに使うのがおすすめなのかを併せて紹介します。
これを読めば、ノーガードでストレスを受けることなく、うまく対処できるようになると思いますよ。
点数化

日常生活の軽微なストレスにおすすめ
あなたが受けたストレスを点数化してみてください。
その前に、あなたが想像しうる、最もリラックスした状態を0点、最もストレスを感じる状態を10点としてください。
私の場合ですと、家族が亡くなったとか、自分が余命宣告を受けたとかそういったのが10点で、大病を患ったとか、失明したとかが8~9点くらいでしょうか。アバウトで構いません。
さて、あなたが感じたストレスは何点でしょうか?
おそらく、日常生活で感じるストレスは大半が1~2点程度ではないでしょうか?
あなた感じているストレスを点数化することで、日常のストレスなんて本当にどうでもいいことで悩んでるなって気がしてきませんか?
エネルギー変換

他人からのストレスにおすすめ
人間はストレスを感じる生き物です。それ自体は避けようがありません。
だったら、せっかく受けたストレスは別のエネルギーに変換してみてはどうでしょうか?
・他人から嫌なことをされた
⇨「絶対こいつより成功してやる」といった自分を頑張らせるエネルギーに
・大きなミスをして恥をかいた
⇨今度はミスしないようにもっと練習しよう
こういった具合に、せっかくもらったストレスという名のエネルギーを、もっと自分のためになるように有効活用してあげてみてはいかがでしょうか。
受け入れる

しょうがないことにおすすめ
ストレスを感じたとき、人はイライラしたり、興奮するような状態になります。
それ自体はいいのですが、果たしてその状態を維持することはあなたにとって何か役にたつのでしょうか?
通勤中、時間がないのに渋滞に巻き込まれてイライラしたとします。
だとしてそのイライラをもち続けておくことでこの渋滞は解消されるのでしょうか?
もちろん変わりませんよね。むしろ焦って事故を起こすかもしれません。
あなたにとって、そのイライラを持つことは何のメリットもありません。
自分にとって不利な感情をそのまま持ち続けますか?
変えることのできないこと、しょうがないことに関しては、素直に受け入れ、無駄な抵抗はやめましょう。
深呼吸

とっさのストレスに即効性
「深呼吸がストレスを解消するのに効果がある!」
と言われても意外性も何もありませんよね(笑)でも、侮ることなかれ。
深呼吸のストレス解消効果には手軽にできて即効性があり、なおかつお金もかからないうえ、有効性を示す科学的な証拠もたくさん存在します。これほどコスパのいいストレス解消法はないでしょう。
人間の行動(motion)と心(emotion)には双方向の関係があり、落ち着いた行動をとることが心を落ち着かせることに繋がります。
本来、人間がストレスを感じたときに、心拍数が上がったり、呼吸が速くなるのは、人間が本能的に「戦闘」に有利なモードに変更するためだと考えられています。しかし、現代ではそのような戦闘モードになる必要はないため、こちらから深呼吸などの落ち着いた行動をとることで、戦闘モードから離脱することができるようになります。
バイオフィリア効果

慢性的なストレスにおすすめ
バイオフィリア(仮説)とは、「人間には本来、自然や生物を愛する欲求」が存在するという説で、自然や生物と触れ合い欲求を満たすことでストレスが軽減する(バイオフィリア効果)というものです。
仮説、といっても多くの人が体験している効果ではないでしょうか?
大自然を見たり、動物に触れ合って癒やされた経験ありますよね?
田舎に住んでいる人よりも、都会に住んでいる人のほうが精神疾患を発症しやすいというデータもあります。
休みの日に自然の中に身をおいたり、動物と触れ合ってみたり、家の中に観葉植物を置くことでも効果があります。大自然の映像を数分間観るだけでも、ストレス軽減の効果が期待できるようです。
あなたの生活の中にも「自然」を増やしてみてはどうでしょうか。
まとめ 対処法を知っていることがストレス対処法になる
いかがでしたか?
生きている以上、何かしらのストレスを受けることは避けられません。
そしてその受けたストレスに悩み、さらなるストレスを増やしているのは自分自身です。
ですが、そのストレスに対処する方法を知っておくことで、いざというときは対抗できます。
対抗できればストレスにストレスを重ねる自体は避けられます。
ストレスの対処法を知っていること自体がストレス対処法の1つなのです。
みなさんのストレス解消の参考になれば幸いです。
ではまた。
<参考書籍>
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