人生の中では、運で決着をつけなければならないシーンってありますよね。
しかし、単純に運まかせにするよりも、少しでも自分の勝率を高くする方法があります。
今回は少しでも自分の思い通りにするために、運を味方につける方法を4つ紹介していきます。
選ばせたいものは相手の右側に

人に何かを選ばせるとき、選んでほしいものを相手の右側においたほうが選んでもらえる確率が高くなります。
リチャード・E・ニスベットとティム・ウイルソンの実験によると、全く同じ商品を4つ並べて被験者にどれが一番良かったかを選ばせたところ、一番左が選ばれる確率よりも、一番右側が選ばれる確率のほうが4倍高かったそうです。また、選ばれる確率は一番右が一番高く、左にいくほど選ばれる確率は低くなっていきます。
これは、人がより右にあるものを重視しやすいという心理を表しています。
もし、あなたが相手に選ばせたいもの(ハズレカードなど)があるならば、より選ばせたいものを左(相手にとって右側)から順に並べていくと、思惑通りに選んでもらえる可能性が高くなります。
あみだくじ必勝法

あみだくじはどこを選んでも確率は均等のように感じますが、実は全くことなります。
あみだくじは、自分が選んだスタートの真下に到達する確率が最も高く、そこから離れるほど到達する確率は低くなります。
よって、当たりを狙うのであれば、下に当たりがある真上の線を選んだほうが当選する確率は最も高くなり、逆に当たりを引きたくない場合は、当たりからより離れた線を選ぶことで回避できる確率を高めることが可能です。
ただし、このテクニックが使えるのは事前に当たりの場所がわかっているあみだくじだけです。もし、あたりの場所がわからないあみだくじの場合は、当たりがおかれる確率が高そうな真ん中あたりを選ぶ(外したいときははじっこを選ぶ)といいでしょう。
じゃんけんで勝ちやすいのはパー

桜美林大学の芳沢教授によると、じゃんけんで出された手で最も多いのは「グー」であり、最も出されなかった手は「チョキ」だったとのことです。
よって、「グー」に勝つ手として「パー」を出せば自分が勝てる確率が高くなるというわけです。最も出されない手も「チョキ」であることを考えると、パーを出して負ける確率も低くなります。
手 | グー | チョキ | パー |
出現率 | 35.0% | 31.7% | 33.3% |
自分がだす手 | グー | チョキ | パー |
引き分け以上になる確率 | 66.7% | 65.0% | 68.3% |
また、じゃんけんをするテンポが速く、出す手を考える時間が短いほど「グー」出す確率が高くなり、テンポが遅く考える時間が長いほど「パー」や「チョキ」の出現率が高くなります。
これを応用して、じゃんけんをする前の「最初はグー」のところを、より速く、より「グー」を強調して言う事で、より相手に「グー」を出させる確率を高め、パーで勝つ確率を高めることもできます。「最初はグー」の前に、いきなり「せーのっ」という言葉を早口で言ってからじゃんけんをして、相手に考える時間を与えないのも手です。
人生の中で多くの人に必ずやってくるじゃんけん勝負の時。少しでも勝つ確率を上げる方法を知っておくことで、よりよい人生を歩めるようになるかもしれません。
くじは箱の底から引く

箱に入っている「折りたたまれた紙のくじ」を引く場合は、箱の底のほうにある、しっかり折りたたまれた紙を選ぶと当たりを引く確率を高めることができます。
人間の心理として当たりくじというのはより”隠したい、秘密にしたい”モノであることは言うまでもありません。
ということは、他のはずれくじに比べてよりしっかり丁寧に折りたたまれている可能性が高く、結果として当たりくじは箱の中に入っていても紙が開きにくくコンパクトで、かき混ぜられるとくじの隙間を通って箱の底のほうにいきやすいと考えられるからです。
また、順番決めのくじの場合、最初の番号のほうが引きたい場合も、より箱の底のほうから選んだほうが早い番号を引ける確率が高くなります。これは、後の番号になるにつれて、折りたたみ方が雑になり、箱の中をかき混ぜるとよりコンパクトな早い番号が下に行きやすく、より雑で紙が開きやすい後の番号の方が上になりやすいことが理由です。
まとめ
いかがでしたか?
人生には多かれ少なかれ運が必要。
アイスをかけたじゃんけんかもしれないし、人生に大きな影響を与えるくじかもしれない。
今回紹介した方法は、どれも悪用OK(笑)
あくまでも心理テクニックや統計、物理法則を利用した合法的なものです。
少しでも運を自分の味方にする方法を知っておけば、よりあなたの思い通りの人生を歩む確率を高めることができるかもしれませんよ。
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