テレビ、エアコンなどの家電には、同じ機種でも上位や下位といったモデルが複数存在することがあります。
上位モデルほど価格も高く、その分下位モデルにはない機能が付いていたりしますが、上位モデルはあまりおすすめできません。
上位モデルを買ったのに、下位モデルよりも壊れやすかったりすることもあります。
なぜ上位モデルはオススメできないのか、何を選んだほうがいいのかを解説します。
最先端はすぐ抜かれる
上位モデルは、そのときの最先端の機能が付いていたりなど、他のモデルにはない付加価値があります。ところがすぐに抜かれてしまいます。
上位であるのは一時期だけで、半年もすれば新たなモデルが発売され、すぐに上位から陥落してしまいます。

そのとき一番良いのを買いたい、どやりたいねん
といった理由で最上位を選んでいると、頻回に買い替える必要があり、非常にコストがかかってしまいます。
新機能は実験台でもある

上位モデルには、他のモデルにはない新機能が搭載されていることがあります。
ところがその新機能は、本当に役に立つのか、使う機会があるかどうかもわからないような、ある意味「実験台」のようなものであることが少なくありません。
例えば、エアコンの上位モデルに搭載されていることがある「フィルターの自動掃除機能」

エアコンの掃除が楽になる♪ええやん
かと思いきや、してくれるのは気持ち程度のフィルター掃除で、とても十分とはいえない機能、他の部分はホコリが溜まっています。
当然、油汚れなどのベタベタ感とか落としてくれません。結局、自力での掃除が必要です。
それだけならまだしも、自動掃除機能付きエアコンを業者にクリーニングに頼むと、通常よりも5000円程度割高になります。もともと上位モデルで割高なのに、クリーニングも割高になってしまうのです。
自動で完璧に掃除してくれたら嬉しい機能ですが、現状は発展途上な機能としか言えません。
新機能は本当に役立つかどうかは別問題で、とりあえず他と差別化するためにつけたオマケの場合も多いのです。
製品寿命が短くなる可能性
上位モデルを買うと、実質的な家電の寿命が短くなる可能性があります。
というのは、上位モデルには下位モデルにはない機能が搭載されていることが多く、その分下位モデルにはない「部品」が存在していることになります。
部品が多ければ多いほど、そのうちのどれかが破損したり、故障したりする可能性は高くなるので、結果として製品寿命が短くなってしまうのです。
また上位モデルほどより「軽量」になる傾向があり、それも耐久性の低下、寿命が短くなる原因といえます。
家電選びのオススメは めんどくさくないモデル

家電の選びのコツは、めんどくさくないモデルを選ぶことです。
理想はボタン1個だけくらいの潔さでもいいと思います。いろんな機能が付いていても、結局使わない機能がほとんどです。使わない機能のせいで、寿命が短くなるなんて論外。
基本的に、人はめんどくさがりなんです。
日々のめんどくさいの悩みを解決してくれるから家電の存在価値があるんです。
それなのに、いちいち説明書を読まないとわからないような機能をわざわざ使うでしょうか?めんどくさいから使いませんよね?
漫画「十分に成熟した段階で中~下位モデルにも標準搭載されるようになっていきます。
まだまだ実験段階である上位モデルだけ搭載のときは見送っておきましょう。
最先端の、2歩 後ろを歩く ぐらいがコスパの良い生活を送れると思います。
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