モデルは体重を測らない?
- 体重を測ってないからモデル体型になれるわけではない
- 食事量=運動量=体重の維持
スリムなモデルさんの中には、普段から体重を測らない人がいて、体重計をもってない、という方もいるそうです。
体重計には乗らない代わりに、普段から鏡で自分の体形を維持できているかをチェックしたりしているとのこと。
だからといって
体重計に乗らないほうがモデルさんみたいに痩せれる
というわけではありません。
体重計に乗らないからスリムなのではなく、日頃から食事と運動のバランスがとれているからスリムを維持できているだけです。
体重を毎日測る方がダイエットできる
- 多くの研究で、体重を測った方がダイエットできることをしめしている
- 体重を測ることで、食事・運動を見直すきっかけになる
体重計に乗らない方が体型を維持できる、という方ももちろんいるはずです。
ただ、多くの研究では「毎日体重を測る」ほうが、より理想的な体重に近づける確率が高いことをしめしています。
フィンランドのタンペレ工科大学と米国のコーネル大学の研究によると、体重を測る頻度が高い人ほど体重が減少する傾向にあり、逆に体重を一週間以上測らない人では、体重が増加傾向にあることがわかっています。
愛知県蒲郡市が行った「体重測定100日チャレンジ」では、毎日体重を測ることで、太りすぎている人は痩せ、逆に痩せすぎている人は体重が増え、どちらも理想の体重に近づくという結果になりました。参加者の中には、毎日体重を測ることで、「どういうときに増えて、どういうときに減るのかが分かった」「健康意識が高まった」という感想も得られています。
ミネソタ州立大学の研究によれば、毎日体重を測ることが、体重をコントロールすることに効果的であることが示されています。体重を毎日測った人は2年間で5.4kg減量した一方、週に一回だけ測った人は2.7kgの減量、全く測らない人に限っては体重が1.8kg増えるという結果になりました。つまり、毎日測る人のほうがより体重が落ち、測らない人ほど体重は増える方向にあったということです。
このように多くの研究では、毎日体重を測って現状を知ることが、食事や運動のバランスを見直すことにつながり、結果として体重をコントロールできるようになることをしめしています。
毎日体重を測ることはメリットが大きい
- 客観的な数字で判断することが大事
- 何も変えないと人はいずれ太っていく可能性が高い
- 体重のコントロールは健康・家計にも役立つ習慣
人は加齢とともに基礎代謝(何もしないでも体が使うエネルギー)が落ち、だんだんと痩せにくく、太りやすくなっていきます。
つまり、何も変えないままでいると必然と太っていく可能性が高いのです。
特に体重増加による肥満は、高血圧や脂質異常症、糖尿病、心血管疾患などあらゆる病気のリスクを高めることがわかっています。
こういった生活習慣病は、一度発症すると、基本的には生涯薬による治療が必要となる可能性が高く、そうなると通院・薬への経済的負担も発生します。
そういったことから、毎日体重計に乗って、客観的な数字で現状を把握し、理想の体重にコントロールしていくことは、健康にもお金にもメリットが大きいといえます。
まとめ
体重を測った方がダイエットできる可能性が高い
毎日体重を測る方が、理想の体重に近づく可能性が高く、健康にとってもお金にとってもメリットのある習慣です。それは多くの研究によっても裏付けされています。
安易に体重の数字から逃げることなく、毎日体重を測ることで健康維持に役立ててください。
「いやいや、体重測る気はあるけど忘れちゃうんだよ」
という人は以下も参考にしてみてください。
参考 おすすめの体重計
これから体重を測っていきたいという方に、おすすめの体重計を3つ紹介します。
シンプル派
あまり多くのことを求めないシンプル派には
タニタの体重計 BC-705N
【計測項目】
体重・体脂肪・内臓脂肪レベル・筋肉量・基礎代謝量・体内年齢・BMI
【特徴】
電源ボタンを押さなくても、乗るだけで電源が入り、乗った人を自動で特定(5人まで)してくれます。
前回値も表示できる他、基礎代謝・筋肉量・内臓脂肪レベル・体脂肪率については、標準的な数字なのか、多すぎるのか少なすぎるのかを9段階で判定してくれます。
何が足りてなくて、何が多いのかやるべきことがわかりやすいのが特徴。
ザ・体重計といったデザインなので、デザインを重視する人にはマイナス。毎回使ったら片づける人向けかもしれません。
未来派
体重計に乗ったデータをスマホで管理し、体系の3Dまで見れちゃう未来派には
Anker Eufy Smart Scale P2 Pro
【計測項目】
体重・体脂肪率・BMI・筋肉量・骨量・水分量・タンパク質・基礎代謝量・内臓脂肪・体脂肪量・除脂肪体重・体内年齢・ボディタイプ・骨格筋量・皮下脂肪率
【特徴】
一度Wi-Fiに接続すれば、体重計に乗るだけでデータを自動で同期し、スマホで確認することができます。デザインもザ・未来といったスタイリッシュさがあります。
過去の体重などの数値の履歴をグラフで閲覧でき、見た目の変化を3Dモデルで確認できる機能も付いています。
正直、16項目もしっかり見る人はまずいないと思うので、逆に項目が多すぎるのを煩わしく思う人もいるかもしれません。
すでに標準体重を大幅に超えているような人は、体重の変化をグラフと3Dで確認できると、ダイエットのモチベーションを維持しやすいメリットがあります。
めんどくさがり派
いちいち体重計をだして測るのがめんどくさい、毎日測るのを忘れちゃいそうな人には
issin スマートバスマット
【計測項目】
体重・BMI
【特徴】
見た目は普通のバスマット。
乗れば濡れた足を乾かしてくれますが、なんとそのまま体重も測ってくれます。そしてなんといっても体重計自体に「体重が表示されない」のが特徴。体重測定の結果は、手元のスマホで確認(アプリ、または通知)する仕組みです。
毎日お風呂のあとに計測することになるので、測り忘れたり、どうしても体重計に乗るを嫌がってしまう人におすすめです。
スマートバスマットについてはこちらの記事でも解説しています。
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