【人生終了】お酒は1日4杯以上飲んではいけない?

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beer filled mug on table 備え・リスク回避
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みなさん、お酒は好きですか?

毎日晩酌している人も、飲み会があるときだけ飲むという人も、お酒は3杯までにしておいたほうがいいかもしれません。

下手すると、”人生終了”レベルのペナルティをくらいますよ?

アルコールは結構ぬけない

アルコールは思っているよりもぬけるのに結構な時間がかかります。

例えば

”夜7時から居酒屋で2時間の忘年会。
そこでビール、焼酎などお酒を4杯飲んで家に帰宅。
ぐっすり睡眠をとって、すっきりした状態で翌朝7時に車で出勤”

懇親会や忘年会でよくありそうなケースですが、これは飲酒運転でつかまる可能性があります。

以下は、多くの居酒屋で提供されるであろう1杯あたりのお酒の種類と、体重60kgの人がそれを処理するのにかかる時間の目安です。

お酒の種類純アルコール量(g)処理時間の目安
ビール(500mL)203時間
日本酒(180mL)213時間
焼酎(180mL)366時間
ワイン(1杯120mL)121時間
ハイボール(500mL)284時間
体重60kgの人が飲酒した場合の目安

体内でアルコールを処理するのにかかる時間は、体重1kgあたり、1時間で約0.1g。

体重60kgの人が、ビール(500mL)を3杯飲むと処理には約10時間かかる計算になります。

まずはビールで乾杯、そのあと焼酎、日本酒、ハイボールと一種類ずつ合計4杯飲んだ場合、処理にかかる時間は約18時間。翌朝にはしっかり体の中にアルコールが残っているどころか、午前中いっぱいアルコールが残っている計算になります。

しかし、睡眠中は肝臓に流れる血液量が減ることにより、アルコールの分解速度が低下します。起きているときの半分まで分解速度が低下した(分解に2倍の時間がかかる)という研究もあります。

よって、実際には計算上よりももっと長い時間アルコールが体に残っていることが考えられます。

頭がすっきりしていて、酔った感じはなくても、体内にアルコールが残っていて、それが一定以上呼気から検出されれば酒気帯び運転に該当します。

飲酒運転の罰則

飲酒運転の罰則には、主に二種類存在します。

酒気帯び運転 呼気中に一定のアルコールが検出される状態。酔いの具合は関係ない。

酒酔い運転  客観的に見て酔った状態で、正常に運転できない状態。呼気中アルコール濃度は関係ない。

正常に運転できないような状態で車の運転をする酒酔い運転は論外ですが、酒気帯び運転にも十分注意が必要です。実際、飲酒運転で検挙される割合は酒気帯び運転が約9割を占めています。

どれだけ頭がすっきりしていようが、普段と変わらない状態で運転できていようが、呼気中から一定のアルコールが検出されれば、酒気帯び運転に該当します。これはお酒に強い・弱いといったものは全く関係なく、純粋に飲めば飲むほど体の中にアルコールが残る時間は長くなってしまいます。

呼気アルコール濃度(mg/L)免許
0.15~0.25免停90日
0.25~免許取り消し(欠格期間2年)
酒気帯び運転の行政処分

酒気帯び運転に該当した場合、いずれにしてもしばらく車の運転をすることができなくなってしまいます。さらに、罰則として3年以下の懲役又は50万円以下の罰金も科せられます。

また、酒気帯びや酒酔いの状態で事故を起こした場合は、いくら自動車保険に加入していても、自分のケガや車の破損に対しては補償の対象外になります。(被害者とその所有物は対象内)

通勤や仕事で車の運転が必要な場合は、仕事にも影響が生じます。
懲戒解雇になる可能性は少ないものの、減給や謹慎等の処分が下る可能性は十分あります。
メディアなどの報道のされ方によっては、実質的に会社にいられない状態になってもおかしくありません。

飲酒運転の事例

実際の酒気帯び運転で検挙された事例をいくつか紹介していきます。

事例①
福岡県の男性巡査部長が前日の午後8時~11時頃に自宅で焼酎を飲み、午前7時ごろに車で出勤。
同量が酒の臭いに気づき呼気検査を実施。基準値を超えるアルコールを検出し、酒気帯び運転で書類送検、停職3か月の懲戒処分、本人は依願退職した。

事例②
長野県の女性教員が飲酒した翌朝に車で交番を訪れた際、呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転で検挙。
女性教員は財布の紛失届を出しに交番まで車で運転した。

事例③
沖縄県の自衛官の男性が酒気帯び運転で、現行犯逮捕。
早朝の検問で呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。
男は「前日は飲んでいたが、酒は抜けたと思った」と供述。

自ら”警察署を訪れた際に、検挙されている事例が複数あります。
自分が飲酒運転をしているという自覚は全くなかったということでしょう。

自分のお酒の抜け具合・覚め具合で運転の可否を判断するということが、非常に危険だということが分かります。

次の日に運転をする予定がある人は、事前に飲酒量に制限をもっておくことが重要です。

まとめ

「お酒は1日4杯飲んではいけない」

というのはあくまで目安です。

飲む時間、お酒の種類・量、体重、体質、性別などによってアルコールの分解にかかる時間・アルコールが残っている時間は変わってきます。

次の日に運転する予定がある人は

・基本的にお酒を控える
・飲んだとしても少量を、遅い時間まで飲まない

という姿勢でいることが無難です。

”たった1杯”の差で人生終了するかもしれません。

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