タバコは体に良くありません。
「うるせぇ!わかってるんだよ!」というのは置いといて・・
でも、「肺が悪くなるだけ」って思ってませんか?
タバコは肺だけではなく、ありとあらゆる病気の引き金になり、場合によっては自分の周りもそれに巻き込む可能性があります。
タバコがいかに危険で、今すぐやめるべき理由と禁煙の仕方について紹介します。
病院に行くのがハードルが高いという人は、ネットで市販薬を買う方法もあります。
禁煙 タバコをやめるべき理由
- あらゆる病気のリスクを上げる
- 間接的に人にも害を与える
- 物が臭くなる・嫌がられる・価値が下がる
- お金がかかる
- タバコは嗜好ではなく「病気」
あらゆる病気のリスクを上げる
タバコというと肺がんや、肺の病気ばかり影響するように思うかもしれませんが、全身のありとあらゆる病気のリスクを上げることがわかっています。

いっぱい病気が書いてあると「流し見」してませんか?
タバコは多くのガン、血管病変のリスクになってます。
寿命でいえば、タバコ一本吸うごとに寿命が5分30秒短縮するといわれています。タバコと一緒に自分の命も灰にしているというわけです。
間接的に人にも害を与える
「受動喫煙」という言葉。
タバコを吸わない人が、タバコを吸う人の煙によって間接的に喫煙と同じような状態になっていることをさします。この受動喫煙によって、吸っている人と同じように病気になるリスクがあがることがわかっています。
1981年英国医学雑誌に掲載された重度喫煙者の妻(非喫煙者)の肺がん死亡リスクについての論文では、本人が吸わなくてもヘビースモーカーの夫をもった女性では、肺がん死亡のリスクが約2倍になると報告があります。
他にも、受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍(28%の上昇)、虚血性心疾患のリスクは1.3倍(30%の上昇)、脳卒中のリスクは1.24倍(24%の上昇)とされています。
また赤ちゃんが突然死(乳幼児突然死症候群)するリスクも上げることがわかっています。
あなたの身近な大切な人が肺がんになったとき、自信をもって関係ないといえるでしょうか?
物が臭くなる・嫌がられる・価値が下がる
タバコは臭いがしますし、そして別の物にも臭いがつきます。
人間の鼻は良くも悪くも「慣れ」てしまう傾向にあり、タバコを吸わない人からすると、タバコを吸っている人の持ち物はタバコの臭いが気になる場合があります。
特に吸ったあとの口臭は他人から避けられる要素のひとつです。
いくら分煙を推し進めて喫煙ルームを作ったところで、そこからでてきた人の体に染みついた臭いと、口臭は簡単には消えません。
またタバコの臭いが染みついた物や、部屋は大きく価値を下げることにもつながります。
お金がかかる
タバコはお金がかかります。
JTの2018年の調査によれば、男性の平均一日本数は17.7本、女性は14.7本であったとされています。
一日1箱(20本)吸うとして、1箱500円とすると毎月500×30日=15000円も金がかかります。一年間では18万、40年間も吸えば720万。
もちろんこれは純粋なタバコ代だけの値段。タバコ代自体も徐々に値上がり傾向にあるし、ライター代やオイル代だって発生します。
家が賃貸であれば、タバコを吸う人の場合、壁紙の張替えが必要になって別途費用がかかる可能性もありますし、タバコが原因で病気になればその治療費も発生することになります。
金銭面にとって、タバコは全くもって利点があるとは言えないでしょう。
タバコは嗜好ではなく「病気」
「スカイダイビングは危険だけど、趣味なんです。やめられません。」
という理屈は通りますが、タバコはそうはいきません。
タバコは元来、嗜好品として位置づけられていましたが、実際には脳や体がタバコを求めるようになっていて、薬物依存状態になっています。
タバコは大麻よりも体に対する害も、依存症も高いレベルにあると考えらえており、それを嗜好品として扱うにはあまりに無理があります。遠くない未来、昔タバコをたくさんの人が吸っていたというのがありえないと思われる時代がくると思います。

「タバコ=昔からある親しまれてきたモノ」
というくくりでは、もはや当てはまらないモノとして認識すべきでしょう。
禁煙の方法 病院・市販薬・ネットもおすすめ
- 病院 禁煙外来で。条件付きで保険適応
- 市販薬 薬局・ドラッグストア、ネットでも
病院 禁煙外来で。条件付きで保険適応
タバコは嗜好品ではなく、依存症。一種の病気です。
よって、条件(※)はあるものの、病院で保険を使って治療することが可能です。
病院への通院の回数は合計5回が基本で、治療期間も通常12週間となっており、通院の負担は少なめです。
自己負担額は病院や治療内容によっても多少前後しますが、おおむね総額1.5~2万円で治療することができます。普段かかっているタバコ代と、これからかかるであろうタバコ代を考えればはるかに格安でしょう。
禁煙成功率は、治療をはじめて12週間後で約70~80%、一年後も禁煙が維持できている割合は約50%とされ、完璧とまではいえません。しかしそれでも自力で禁煙するよりもはるかに成功確率は高い方法です。
もし禁煙治療を行って禁煙が成功できなかったとしても、最初の治療終了後から一年以上経過していれば、再度保険を使って治療に挑戦することができます。
(※)禁煙外来 保険適応の条件 以下をすべて満たす
- ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された人
- 35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
- 直ちに禁煙することを希望する人
- 禁煙治療の説明を受け、治療を受けることを文書により同意された人
市販薬 薬局・ドラッグストア、ネットでも
病院に通うのが難しい人は、市販のニコチンガム、ニコチンパッチによって禁煙に挑戦することもできます。
タバコの代わりにニコチンが入ったガムや貼り薬を使うことで、タバコを急にやめたときにおこる禁断症状にクッションをあげるような役割があります。徐々にニコチンの量を減らしていくことで、少しずつ依存から解放されるようになる仕組みです。
こちらも医療機関での禁煙プログラムと同じく、数週間単位で使用して禁煙を目指す方法ですが、医療用と多少使用方法に違いがあるので、使用する際は説明書をよく読んでから使用することが大切です。
ニコチネル ガム
タバコが吸いたいと思ったときに使用するガム。普通のガムと比べて長くかむ必要あります。30~60分かけてゆっくり間を置きながらかみます。禁煙時のイライラなどを和らげてくれます。
ニコチネルパッチ
朝から寝るまでの間、腕や腹部に貼ってゆっくり時間をかけてニコチンを体に入れていきまます。第一類医薬品に該当するため、購入には薬剤師の判断が必要ですが、ネットで購入が可能です。
禁煙は一度失敗したとしても、あきらめることなく、何度でもチャレンジすることをおすすめします。
最終的に禁煙に成功した人たちは、一回ですっぱり成功したわけではなく、何回も挑戦したことで最終的に禁煙に成功しているようです。
一回失敗して、「俺には無理だった」と決めつけることなく、何度でもチャレンジしてみてください。
まとめ
- 禁煙はメリットだらけ
- 何度でもチャレンジ
- ネット経由でも
禁煙はメリットだらけ。
健康に気を使うなら優先順位、最高クラスです。
「どうせ失敗するから・・」
「一回やったけど無理やったんよ」
なんて言わず、ネットでチャレンジすることもできます。一度失敗したとしても、何度でもチャレンジして、禁煙を目指してみてはいかがでしょうか?
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