スマホ使用は一日何時間まで?【〇時間以上で自殺願望?!】

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スマホって、使いすぎたら体とかに良くないんだろうな〜

っていうのは皆さん、なんとなーくご存知のはず。

スマホを使いすぎて目が疲れたり、指が痛くなったりしたことがある人もいるでしょう。

しかし、どうやらそれだけではなくスマホの使用時間が長くなると不幸になってしまうばかりか、自殺願望も高くなる可能性があります。

ということで今回は、スマホの使用時間について

  • スマホを長く使いすぎるとどうなるのか
  • スマホ一日の使用時間はどれくらいがいいのか

について調査してみましたので紹介していきます。

スマホの使用時間が長いとどうなる?

スマホを長時間使うと、幸福度が下がり、心身ともに不健康になる

幸福度
アメリカの中高生を対象とした研究では、スマホの利用時間が長い人ほど幸福度が低くなることが示されました。その調査の中で最も幸福度が高かったのは一日あたりの利用時間が1時間未満のグループで、スマホの急速な普及に相関して幸福度も急速に下がってきていることもあわせて示されています。

他にもイギリスで行われたデジタル端末の利用時間と幸福度に関する調査では、スマホを一日に約2時間以上使うと幸福度が下がるというデータがでています。

また、ドイツの研究ではスマホの使用時間を”いつもより一時間短く”することで、幸福度が上昇することも示されています。興味深いのは、全くスマホを使わないグループよりも、いつもより時間を短くするグループのほうが幸福度が上昇することが示された点で、いわゆる完全な「デジタル断食」が推奨されるような結果にはなっていません。スマホはほどよく使うのが幸福度を最も高める可能性が高い、といえそうです。

自殺率
アメリカの中高生を対象とした研究では、スマホなどのデジタル端末の一日の使用時間が長くなるほど自殺願望や自殺未遂の経験が増えることが示されています。
自殺願望やその経験について、デジタル端末の一日の使用時間が1時間未満のグループは29%だったのに対し、2時間で33%、5時間以上だと48%(約2人に1人)にまで達します。
ただし、別の調査ではスマホの普及率と自殺願望の割合については明確な相関は見られず、スマホの使用時間そのものというよりも、スマホを長時間使用すること(特に寝床)で睡眠時間が削られることなどがうつ症状や自殺願望に影響している可能性もあります。

年収
アンファーが行った調査では、年収が1000万円を超える人たちは、寝床でスマホを操作しない割合が高いことが示されました。年収が1000万円を超える人たちの寝床でスマホを操作しない割合が50%であったのに対し、1000万円未満の人たちでは約37%と差がでています。
他にも、年収が1000万円以上の人たちのほうが格安スマホを使っている割合が高く、YouTubeなどの使用時間も低いという調査も存在します。
直接的なスマホの利用時間と年収の関係を調査したものはありませんが、年収が高い人たちほどスマホへの依存度は低い傾向にあることが分かります。

肥満・生活習慣病
アメリカの大学生を対象とした研究では、スマホの使用時間が5時間以上の学生は、そうでない学生に比べて肥満のリスクが43%増加することが示されました。原因としては、スマホの使用時間が増えるにつれて座っている時間(座位時間)が長くなり、その結果身体活動量が減り、代わりに飲食行動が増えることあげられています。
座位時間が長くなることでの健康リスクは、肥満・2型糖尿病・心臓病のリスクを上げ、結果として寿命を縮めるとして厚生労働省でも注意喚起されています。

他にも、スマホの使用時間が増えるほど視力の低下、学歴の低下、指の変形、肩こり、頭痛などさまざま負の影響が示唆されています。

スマホの産みの親でもあるAppleのCEO、ティムクックでさえ「デバイスに満足してほしいが、長い時間使ってほしいとは思わない」と語っています。

スマホの一日何時間まで?

できれば1時間以内。せめて2時間以内。

スマホを長時間使い過ぎると、幸福度が下がり、不健康にもなってしまいます。

では、一日何時間までであればこのようなリスクを避けられるのでしょうか?

スマホが生活のインフラの大部分を占める現代において、一切スマホを使わないというのはさすがに無理があります。

実際、スマホの使用時間と幸福度を調査したドイツの研究では、全く使わないグループよりも、多少は触ってたグループのほうが幸福度は高い結果になっています。
スマホを全く使わない、使えないというのは現代において単純に不便です。それによって幸福度が下がっても違和感はありません。

今回調査した研究をもとにすれば、スマホの利用は

  • できれば1時間以内
  • せめて2時間以内に
  • 寝床でスマホは使わない
  • 完全なデジタル断食は推奨しない

というルールのもとで使用してもらうのがよさそうです。

1日に2時間内というと、朝20分、昼休みに40分、夜に60分使用ぐらいがひとつの目安になります。人によってはそれでは全く足りないと感じてしまうかもしれませんね。

特に寝床でスマホをいじってしまうと、それ自体が脳を覚醒させて眠れなくなり、余計にスマホを長時間いじってしまう流れになるので要注意です。

まとめ

今更、スマホを全く使わないで生活するのは不便でしかありません。

しかし生活が便利になるはずのスマホを使いすぎて、それで不幸になるのは本末転倒です。

「とても便利だけど不幸になる道具」 と言われてほしいと思いますか?

みなさんもスマホを「便利」でかつ「幸福を感じれる道具」として使えるように使用時間を見直してみてください。

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