投資をして株や投資信託などの資産を保有していると、毎日のようにその価値が変動します。
価値が大きく上昇すれば気分もいいですが、大幅に下がることもあります。
毎日価値が乱高下するなんて耐えられない
という方もいる思いますが、ある程度は慣れてはきます。
以下、私が投資を初めたことで人生にどのような変化があったかを紹介します。
政治・経済のニュースに敏感になる
政治は株価に直結します。
それが一時的な影響であろうと、長期的であろうと何かしらの形で影響を与えます。
「このニュースなら株価は上がる、このニュースなら下がる」といった確実な方程式はありません。だいたいはそのニュースが市場の「予想よりも」どうだったかで株価は反応するようです。
ときには大幅に値動きをするときがあり、速報で出るようなニュースには敏感になります。そのため、政治や経済のニュース記事に触れる回数は自ずと増えます。
結果、投資をしていなかったときに比べて、政治への関心は大幅に上昇しました。
何事も、他人事ではなくなる
いろいろなニュースが他人事ではなくなります。
例えば、食品関係の銘柄の株を保有していた場合、円安や地球温暖化の問題が気になったり、ブライダル関係の銘柄を保有していれば、最近の婚姻件数の増減であったり、晩婚化、LGBTの婚姻の問題など気になったりします。
その関連の銘柄を保有していなければ、そこまで気にならなかったであろうニュースや情報が他人事ではなくなり、真剣に考えるようになるのです。
その業界に「自分の身銭」を投じることによって、結果としていろんなことが他人事ではなく、お互いに関係しあって自分に影響していることを理解できるようになります。
メンタルを鍛えられる
投資をしていると毎日のように自分の資産価値が上下します。
投資を始めた当初は、投じていた総額も少なかったですが、投資歴が長くなればなるほど、その投じた額も大きくなります。
そして投じた金額が多くなればなるほど、一日の中で変動する金額も大きくなるのです。
たまに、経済にとってショッキングなニュースで株価が暴落した日には今でもがっかりしてしまいますが、そういったことを何回も経験しているうちに、ある程度はどっしりと耐えて、長期的、俯瞰的にモノを考えれるようになってきたと思います。
日本びいきがなくなる 「日本の衰退」を知る
日本に住んでいる人であれば、普通は「日本」を応援しますよね。オリンピックやワールドカップで試合をするなら間違いなく一番に日本を応援します。
ところが、これが「投資」になってくると、そういうわけにもいきません。いざ投資をしようと銘柄を選別していると、日本にはなかなか魅力的な投資対象が少ないのです。
日本は人口も減少を続け、民間の給与も上がらない、経済成長率も他国に比べて低いなど、日本市場全体の魅力が下がってきています。
経済力は未だ世界3位を誇るとはいえ、それを今後も維持していくのは難しいでしょう。
世界中で「釣り」ができるのに、日本人だからといって日本でだけ釣りをしてもなかなか魚は釣れません。日本が弱くなってきている現実を理解し、世界全体を見て投資すべきでしょう。
まとめ 投資を通じて世界に触れる
投資はお金のためです。ゆえに得をするときも損をするときもあります。
ただ、それ以外にも自分の身銭を投じることで、いろんな出来事、問題点を「当事者目線」で見れるようになります。
遠いどこかで起きたニュースで自分とは関係ないと思っていた一つ一つに株価は反応します。
僅かな資金でもいいので、自分の身銭を投じて、世界の出来事を当事者目線で見れるようになると、より一層普段の出来事がおもしろく、世界と繋がっていることを感じれるようになります。
コメント