- もしものときのサブの連絡手段がほしい
- 子ども用の連絡できるスマホがほしい
- 連絡ツールはLINEが使いたい
- お金はできるだけかけたくない
こんなことありませんか?
今回はできるだけ安くLINEを使った連絡手段が欲しい人に
基本料金0円のpovo※を課金(トッピング)なしの低速状態で
・LINEをどれくらい使えるのか
・何ができるのか
について検証していきます。
※ここでのpovoはpovo 2.0について記載しています。(povo 1.0の新規受付は終了)
povoとは
- au回線を利用したオンライン専用スマホプラン
- 電話番号を取得できるのでLINEアカウントを作れる
(LINEアカウントを作るには電話番号が必須) - 基本料金0円
- 課金(トッピング)することで高速通信可能
- トッピングしないと低速通信(最大128kbps)
povoであれば基本料金0円でとりあえず番号を取得できるのでLINEアカウントを作成することができます。問題は、低速通信でどこまで使えるかというところです。
一般に、低速通信の速度128kbpsでは、テキスト送信はできるけど、動画再生などはできないレベルと言われています。
今回、これが実際のところどうなのか検証していきます。
povo トッピングなしでLINEは使える?
- LINEトークは問題なくできる
- LINE通話も十分に会話成立
下記の条件で、どれくらい通信の時間の差がでるのか検証してみました。
- トッピングなし(povo低速通信)と WiFi接続時 の動作を比較
- 使用した機種:oppo reno 9A
povo(低速) | WiFi | |
ブラウジング(ページが完全に表示) | ||
Googleで「ドラえもん」を検索して表示 | 13秒 | 2秒 |
「ドラえもん」のwikiページ表示 | 17秒 | 2秒 |
Yahoo!トップ画面表示 | 2分30秒 | 2秒 |
「今日の天気」を検索、天気の表示 | 4秒 | 1秒 |
LINE | ||
トーク 1文字 送受信 | 1秒 | 1秒 |
トーク 50文字 送受信 | 1秒 | 1秒 |
トーク スタンプ | 1秒 | 1秒 |
通話(品質/会話成立) | △/〇 | 〇/〇 |
YouTube(8分の動画) | ||
再生開始までの時間 | 1分30秒 | 1秒 |
再生中画質(自動) | 144~240p | 480p |
Googleマップ | ||
東京駅を検索⇒時刻表 表示 | 24秒 | 2秒 |
経路案内 表示 | 途中でエラー | 5秒 |
低速でサクサクとブラウジングをするというのはちょっと難しい印象。
ただ、ちょっと天気を調べたいくらいなら可能なレベルです。
一方、LINEトーク(短文・長文・スタンプ)は、WiFi環境とほぼ変わりない速度で送受信できました。(※新規のLINEスタンプのダウンロードは除く)
LINE通話に関しても、通話品質・音質が若干曇った印象になるものの、十分に会話が成立するレベルで通話することができます。
YouTubeは、動画再生までの時間こそ長いものの、それを待てれば途中で途切れることもなく再生できていました。画質は当然落ちるものの、スマホ画面なら見れるっちゃ見れるレベルです。
Googleマップは駅の時刻表を表示するくらいであれば利用可能ですが、経路案内となると途中でエラーが発生し使用できない状態に。道に迷ってもpovoの低速通信ではナビしてもらえない、ということになります。
povo トッピングなしでできること
上記の結果を主観的にまとめてみるとこんな感じですかね。
トッピングなしでできること | 可否 |
ちょっと調べもの | △ |
いっぱい調べもの | × |
LINE | 〇 |
暇つぶしに動画 | △ |
駅の時刻が知りたい | △ |
道案内 | × |
〇:ストレスフリー
△:多少待てば使える
×:現実的に無理
povo トッピングなしの注意点
- 180日間(約半年)トッピングがないと契約解除になる可能性
(※事前に警告のメールがくる) - 最安で年間維持費440円かかる(月あたり約37円)
トッピングにはいくつか種類があり、その中でも2024年1月現在、最安で済ませられるのは220円のSMASH使い放題パック(24時間)。
ということで、povoは基本料金こそ0円ですが、「年間」維持費として最低でも440円はかかる計算になります。(十分安いですが)
その他のトッピングとしては、24時間データ無制限(実質最大48時間可能)330円などもあるので、旅行のときなどにそちらをトッピングしてもいいかもしれません。
まとめ
- povoのトッピングなし(低速)でもLINE(トーク・通話)は実用レベル
- 年間440円の維持費でLINE(トーク・通話)できるスマホを作れる
povoを使えば、格安でLINEできるスマホを作ることができます。
特に低速状態でもLINE通話が十分に会話が成立するレベルで使えるのは意外でした。
非常時のサブ用、子供用の連絡手段としてぜひpovoを活用してみてください。
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