【耳掃除】綿棒は滅菌・個包装のお高めのものを選ぶべき理由

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耳掃除、みなさんはどれくらいの頻度でやってますか?

まさか毎日、お風呂上りに大量に入っているリーズナブルな綿棒を使ったりしてませんか?

今回はそんなみなさんに、綿棒は個包装で、滅菌された”お高めの綿棒”を使ったほうがいい理由を紹介します。

耳掃除は月1~2回でいい

耳掃除って気持ちいいですよね。

毎日お風呂上りに綿棒で耳掃除したくなる気持ちは十分わかりますが、耳掃除をするのは月に1~2回程度で十分と言われています。

というのも、耳は特に掃除をしなくても、自動的に耳垢が外に排出されるようにできています(自浄作用)。

逆に、耳掃除をすることで、耳の奥に耳垢を押しこんでしまって聞こえにくくなったり(耳垢塞栓)、耳の中を傷つけることで炎症がおきたり(外耳道炎)する原因になります。外耳道炎を起こすと、耳の中にかゆみを生じることがあり、それを解消しようと綿棒でこすることでさらに症状を悪化させる悪循環に陥ります。

また、発症率はまれではあるものの、外耳道がんを発症する人たちの共通点として耳掃除をしすぎていることもわかっています。

こういった理由から、アメリカや日本の耳鼻科学会では、耳掃除は基本的に不要で、するとしても月1~2回程度でよいとする提言がされています。

「気持ちいい」耳掃除ですが、やりすぎは禁物。
やらないほうがいいのに、人間の体が耳掃除を気持ちいいと感じるようにできているは不思議なものですね。

あえて「お高い」綿棒を選ぶ

耳掃除で綿棒を使うにしても、みっちり大量に裸で入っているのを使うのはやめましょう。

たくさん入っていると、心理的にすぐ使いたくなってしまうし、衛生的にもよくありません。
特に、洗面台やお風呂場の近くに裸の綿棒を置いておくのは最悪です。湿度が高く、いろいろ見えない汚れが飛び散っているところにおいてあった綿棒を耳の掃除に使うのは、その汚れを耳の中にしまいこむのと同じです。

”あえて”個包装で、滅菌されている「お高めの綿棒」を選ぶことで、毎日耳掃除をしたくなる願望を抑え(もったいない心理)、なおかつ衛生的に掃除ができるようになります。
結果的には「毎日、安い綿棒で耳掃除をして、耳のトラブルを発症するリスクを負う」よりも、「月1~2回高い綿棒で掃除する」ほうが安く済む可能性だって十分あります。

耳掃除をするときは、綿棒の先から1~1.5cmくらいの部分をもって耳の奥まで入れすぎないようにし、優しくぬぐうくらいで大丈夫です。耳垢も自浄作用により耳の外側にたまり、奥のほうにはほとんどたまらないので、奥まで入れる必要もありません。

もし、自分で耳掃除をするのが難しい場合は耳鼻科にかかるのも手です。
ちゃんと”医療行為”として保険がきき、自己負担1500円前後(3割負担)でやってもらえます。それだけ「耳の中に何かを入れる」というのはリスクのある行為であることの裏返しとも言えますね。

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